役行者を巡る【福井】

役行者を巡る【福井県】
  Ⅰ 野坂岳
  Ⅱ 石照山多田寺
  Ⅲ 牧谷金比羅堂
Ⅰ 野坂岳(913.2m)…福井県敦賀市。(1998/04)
  野坂岳(のさかだけ)は、役行者が開山し、弘法大師が霊験を得て、野坂嶽大権現を祀ったといわれる。
 行者岩に、右手に錫杖、左手に経巻を持った、役行者の石像が祀られていた。
 「岩に座り左足を曲げ右足を踏み下げ、半跏趺坐をした珍しい像である」(『新ハイキング』2009年5月)。
Ⅱ 石照山多田寺…福井県小浜市多田27-15-1。(2009/09)
 高野山真言宗。本尊は薬師如来。
 「山号石照山。高野山真言宗。天平勝宝元年(749)孝謙天皇の勅命によって勝行上人が創建したと伝えられ、12坊の塔頭があったといわれています。江戸初期に火災に遭い、今の本堂は江戸時代文化4年(1807)のものです」(小浜市のホームページ)。
 本堂左手に神変大菩薩堂がある。堂内には、中央に神変大菩薩、右に金比羅大権現、左に秋葉大権現が祀られている。厨子の扉が閉められていたので、どのような像かは不明。
 多田寺は役行者が百日の練行を積んだと伝え、若狭修験道根本道場であった。
Ⅲ 牧谷金比羅堂…福井県南条郡南越前町牧谷。(2005/11)
  平成16年に整備されたようだ。金比羅神社駐車場の右上手のトイレの横の手洗い場に、精緻な役行者、前鬼、後鬼の木像が丁重に祀られていた。
 牧谷金比羅堂に祀られていた役行者の木像で、南条町指定文化財第一号である。役行者は右手に木の枝、左手に経巻を持った倚像である。【写真】
 小山の上にある金比羅神社は、鍵がかかっていて内部を窺うことができなかった。
 南越前町商工観光課でいただいた「南条町文化財めぐり」というパンフレットには、「日野山信仰に関係深い像」と説明が付されていた。

          牧谷金比羅堂