槇尾山・滝畑・岩湧山・根古峰・紀伊見荘

槇尾山・滝畑・岩湧山・根古峰・紀伊見荘
2014年11月4日(火)(快晴)二人(8~16℃)
    このコースは、1998年12月以来で、16年ぶりである。天気は快晴で、雲
    ひとつなかったが、意外に寒かった。

    【岩湧山茅場】茅場は、大阪近郊のハイキングコースとして多くの登山者
    を集めます標高897.2mの岩湧山山頂にひろがっています。この山頂の茅
    場を所有し利用している滝畑地区では、「キトラ山」と呼んでいます。
    茅場は山頂の北側斜面に東西約700m、南北約100m、比高差約60mで広
    がっており、面積は約8ヘクタールを測ります。
    【茅の刈取り】茅(ススキ)は古代から屋根葺材として利用されていまし
    た。滝畑地区ではダムが建設されるまでは、茅葺屋根の民家が多く残され
    ていました。この屋根葺きの材料として、茅場から茅を刈取っていました。
    この慣行は、江戸時代の文献に茅場の事が書かれていますので、約300年
    前には確実に行われていました。
    茅刈は、茅が枯れる12月頃から始められ、雪の積もる日が多くなる2月ま
    で続けられます。そして、3月には刈った茅場に火が入れられます。
    茅は、鎌で刈られ直径約30cm程度の束にして茅場から林道を利用して下
    ろし倉庫にいれます。昔は、朝早く地区の人が登り、自分の家の分として
    一荷分刈取り担いで下ろしてきました。そして、家の周りに立てかけて乾
    燥させ、屋根裏に納めました。こうして、毎年刈り取って、屋根裏の茅が
    一杯になった時分に屋根葺き替えが行われました。
    【茅葺民家】最近は全国的に茅葺民家が少なくなり、滝畑地区でも国重要
    文化財の左近家をはじめ数えるくらいしか残されていません。このため、
    茅の需用が少なくなり刈取りも地区の行事として年1回続けられているのが
    現状です。茅葺屋根の文化財建造物の修理に使用する茅が全国的にも不足
    している状況です。
    滝畑地区は、地区で必要な分を除き刈った茅を文化財修理用に出荷してい
    ます。これまでに、国重要文化財に指定されています静岡県千満寺や愛知
    県熊谷家住宅、富山県竹田家住宅に使用されてきました。今後も、市内の
    文化財を中心に全国の文化財建造物の修理に活用されてゆきます。
    [「岩湧山茅場と茅葺民家」(滝畑ふるさと文化財の森センター)より]
  槇尾山バス停(270m) ・・・・・10:02(265m)
    南海電車和泉中央駅から南海バスで槇尾中学校前へ。オレンジバスに
    乗り換えて、槇尾山へ。黒石に「槇尾寺」の説明が記されている。
  (表参道)
  満願滝弁財天・・・・・・・・・10:02~10:03
    弘法大師行満願乃滝。
    滝の右手の祠に役行者の青銅像があるが、先を急ぐ。
  八丁石
  六丁石・・・・・・・・・・・・10:07
  山門・・・・・・・・・・・・・10:08(325m)(13℃)
  五丁石
  二丁石・・・・・・・・・・・・10:18
  一丁石・・・・・・・・・・・・10:20
  弘法大師御剃髪所跡・・・・・・10:22~10:24(450m)(13℃)
  弘法大師御髪堂・・・・・・・・10:25(460m)(13℃)
  槇尾山施福寺(470m) ・・・・・10:25~10:29(470m)(16℃)
    西国第四番霊場。
  起点の石標・・・・・・・・・・10:29~10:31
    「ダイヤモンドトレール/滝畑3.3km←槇尾山起点」
  檜原越分岐・・・・・・・・・・10:35
  追分(349m) ・・・・・・・・・10:45~10:46(345m)(12℃)
    桜ノ辻(岩屋谷)分岐。
  番屋峠(428m) ・・・・・・・・10:54(420m)(12℃)
  十丁石・・・・・・・・・・・・10:56
  ボテ峠(477m) ・・・・・・・・11:10(475m)(12℃)
    天野山、猿子城分岐。
  西ノ村・・・・・・・・・・・・11:34(295m)(15℃)
    滝畑集落。
  しんさむらいはし・・・・・・・11:38
    不動明王。手前を右に向かう。
  新関屋橋(280m) ・・・・・・・11:41~11:56(280m)(14℃)
    食堂でうどんを食べて一息つく。トイレの横から尾根に取り付く。
  舗装道横断(340m) ・・・・・・12:02~12:04(345m)(14℃)
    東の谷(左)、千石谷・大滝(右)分岐。
  カキザコ(460m)
    地形図では右に分岐があるところ。左に直角に曲がる地点。
  ベンチ・・・・・・・・・・・・12:33(565m)(15℃)
  ベンチ・・・・・・・・・・・・12:49(665m)(12℃)
  扇山分岐(750m) ・・・・・・・13:02~13:03(760m)(12℃)
    このあたりは、樹林帯が切れた明るい所で、カヤが現れる。
  鉄塔75(770m)・・・・・・・・13:06(780m)(13℃)
    関電道分岐。千石谷分岐。
    少し先で、再び樹林の中に入る。
  キトラ山(790m)
    キトラ山はこの樹林帯の中のピークをいうのであろうか?
  平野?
    樹林帯が切れて、明るくなり、幾分温かくなる。
    このあたりを平野というのであろうか。
    カヤ場の山頂部への登り口で、眼前に茅場の階段が現れる。
  階段・・・・・・・・・・・・・13:17~13:18(810m)(8℃)
    ここから最後の登りの階段。途中で、斜度が少し緩む。
  岩湧山頂上広場・・・・・・・・13:31~13:37(905m)(10℃)
  岩湧山・西峰(897.1m) ・・・・13:38~13:41(910→895m)(11℃)
    二等三角点。
    ダイヤモンドトレールの石標「根古峰2.8km←岩湧山→滝畑4.0km」
    地図の案内板に岩湧山の説明があって、次のように記されている。
    「和泉葛城山系で南葛城山に次いで2番目に高い山。山頂一帯のカヤ場
    はキトラと呼ばれ、重要文化財などの屋根葺きに使用している」
  トイレ・・・・・・・・・・・・13:45(850m)(11℃)
    樹林帯に入ると、少し寒くなる。尾根道で風の通り道のようだ。
  岩湧山・東峰(870m) ・・・・・13:48(870m)(9℃)
  きゅうざかの道分岐・・・・・・13:48~13:50
    兼松新道分岐。
  展望休憩所(827m) ・・・・・・13:57(830m)(9℃)
  いわわきの道分岐・・・・・・・14:04(795m)(8℃)
  五ツ辻(780m) ・・・・・・・・14:08(785m)(9℃)
    案内板には754m。
  阿弥陀山前分岐(780m) ・・・・14:20~14:22(780m)(9℃)
    南葛城山・ふるさと体験村分岐。三石山のプレートもある。
    舗装道を左(まっすぐ)に下る。
  分岐・・・・・・・・・・・・・14:22(775m)(9℃)
    紀見峠に向かって、左の山道を下る。
  三石山分岐・・・・・・・・・・14:25(755m)(10℃)
    右に戻るような道が三石山への道。まっすぐ進む。
  石標・・・・・・・・・・・・・14:33~14:35(750m)(10℃)
    ダイヤモンドトレールの石標「岩湧山2.8km←根古峰→紀見峠4.2km」
  根古峰分岐・・・・・・・・・・14:37(750m)(10℃)
    大きな案内板。根古峰(749.4m)には立ち寄らない。
  根古峰分岐・・・・・・・・・・14:39
    左に根古峰頂上の電波反射板が見える。
  岩湧山三合目(655m) ・・・・・14:49~14:54(660m)(10℃)
    案内板には650m。
    ミカンを食べて、一息つく。ここでダイヤモンドトレールから分れて、
    紀見峠駅に向かう。少し荒れ気味の道を下る。その後、舗装された道に
    なる。
  舗装道出合・・・・・・・・・・15:20(420m)(12℃)
    右から下ってくる舗装道と合流。
  鉄塔・・・・・・・・・・・・・15:23(390m)(13℃)
  二合目(370m) ・・・・・・・・15:24(370m)(13℃)
    越ヶ滝キャンプ場分岐。
  鉄塔(350m) ・・・・・・・・・15:28(350m)(14℃)
  紀伊見荘(250m) ・・・・・・・15:53~17:07(250m)(15℃)
    日帰り入浴。
  南海電車紀見峠駅(220m) ・・・17:15
                (05:10/07:13)