摩尼山


喜見山摩尼寺・摩尼山(立岩)
2012年8月31日(金)(曇り)二人(23~28℃)
    喜見山摩尼寺(きけんざんまにじ)は、天台宗安楽律院法流の寺院で、
    本尊は千手観世音菩薩、帝釈天王である。創建は、承和年間(834頃)、
    円仁・慈覚大師による。
    中国三十三観音霊場特別霊場。帝釈天出現の霊場。鳥取市覚寺624。
   摩尼寺駐車場(130m) ・・・・・13:13(136m)(28℃)
     雨が降りそうな天気。三百段余りの石段を上る。
   茶屋
   仁王門
   山門
   本堂・・・・・・・・・・・・・13:20~13:25
     トイレ。寺務所には人がいなかった。
     庭掃除をしていた人に、奥の院に行くことを告げると、
     登山口を教えてくれた。
   善光寺如来堂
     善光寺如来堂の回廊を裏に回ると、登山口があった。
   法界場・登山口
     石仏の台座に「奥院登山口/是ヨリ九丁」とあった。
   石仏群・お堂
     六角堂(観音堂)。
   見晴らし台・・・・・・・・・・13:34~13:36(238m)(26℃)
   石仏群
   分岐(1)
     右の道。少し急な坂道で、男坂とでもいう道。
   合流(2)
   石仏群
   ピーク・・・・・・・・・・・・13:53~13:55
   摩尼山(357m) ・・・・・・・・13:57~14:05(339m)(24℃)
     帝釈天が出現したという立岩があって、その前は広場のように広い。
     立岩の左横には、観音菩薩の石像が祀られていた。
     この立岩の右手から下ると、立岩の基部に行けるのだろうと思ったが、
     どれほど下るのかよく分からないので、行かずに戻った。
     その下った所に、奥の院があるらしいことを後で知った。
   ピーク
   石仏群・・・・・・・・・・・・14:12(324m)(23℃)
   分岐(2) ・・・・・・・・・・・14:15(300m)(24℃)
     往路とは反対側の少し緩い女坂とでもいう道を下る。
   合流(1) ・・・・・・・・・・・14:18(270m)(23℃)
   石仏群・・・・・・・・・・・・14:20(252m)(24℃)
   見晴らし台・・・・・・・・・・14:23(239m)(24℃)
   石仏群・お堂・・・・・・・・・14:26(217m)(24℃)
     六角堂(観音堂)。
   法界場・登山口
   善光寺如来堂
   本堂・・・・・・・・・・・・・14:30~14:42(180m)(25℃)
     庭掃除をしていた人に戻ったことを知らせる。
     寺務所に案内され、住職から話を聞く。
     庭掃除をしていた人から杉と紅葉の実生の苗をいただく。
     杉の苗は、ひょっとして秀衡杉の苗かも知れない。
   山門
   仁王門
   茶屋
   摩尼寺駐車場(130m) ・・・・・14:47(129m)(26℃)
     駐車場に着くと、ぱらぱらと雨が降り出した。
                 (01:05/01:34)
喜見山摩尼寺と役行者供養塔
 中国観音霊場会のホームページ「中国観音霊場」による摩尼寺の紹介は以下の通り。
  摩尼寺は鳥取砂丘から国道九号線を跨ぎ、林道を深く入った山麓にあり、古くか
 ら因幡地方の信仰を集めてきました。本尊は千手観音菩薩、帝釈天を祀り湖山長者
 の伝説が伝えられている古刹です。
  境内は門前から急な石段を三百余り登ったところにあり、途中の仁王門から更に
 上段へと通じています。両側の繁みには石仏安置し、参詣者に菩薩の功徳を授けて
 います。山門を入ると正面に千徳殿と呼ばれる本堂が重鎮し、丈六仏に近い四天王
 を中尊に聖衆郡像を安置しています。続いて十王堂と三祖堂があり、その前には藤
 原秀衡の病気平癒を祈願したという杉の切株も残っています。さらに奥まった台地
 に建てられた摂取殿には善光寺分身如来が祀られています。山頂の奥の院には、帝
 釈天が出現したという霊跡など多くの遺跡も点在しています。
  古くから、摩尼山には亡き人の霊魂が集まると信じられてきました。奥ノ院法界
 地の地蔵尊には多くの位牌が並び、霊魂を呼び戻したと伝える摩尼山の信仰が脈々
 と息づいています。
 ――――――
  摩尼寺に向かって、県道224号線を東に向かう。摩尼寺のかつての参道である。所
 々に石仏が見られる。
  鳥取バイパス(国道9号線)の下を潜った先に、摩尼川を左岸から右岸に渡る小さ
 な橋、桜見橋がある。桜見橋を渡り、左に倉庫のような小屋を見て、しばらく進むと、
 右手の小さな川の向こう岸に石塔などが見える。
  車から降りて行ってみると、「南無役行者大菩薩供養塔」があって「天下泰平国家
 安穏」「五穀成就万民豊楽」と彫られている。石塔の上には、役行者の丸彫りの石像
 が祀られている。また嘉永五年(1852)壬子九月吉日の銘がある。
  役行者像は、右手に錫杖を持ち、左手に独鈷杵を持つ半跏像である。上げた左足は
 裸足で、足元に一本歯の下駄がある。目鼻立ちは彫りが深く、あごを引き、逼迫した
 表情をしており、何か訴えかけようとしているかのようだ。
  役行者供養塔の右には、「奉唱光明真言百万遍供養塚」「竹本楽太夫塚」石仏など
 がある。(2012/08/31)