メンヒ


Jungfraujoch・Monch(4107m)
メンヒ登山
登山

メンヒ登山(4107m)
2002年8月25日(日)(曇り)(4~8℃)

  ガイドとの約束は、9時にユングフラウヨッホJungfraujoch駅のカウンターで落ち合うこと
  になっていた。駅を下りると、コーヒーカウンターがあって、すぐに分かった。登山客は、
  私一人なので彼から近寄ってきた。自己紹介をしたあと、彼が食事はどうかとか、トイレは
  どうかとか尋ねたが、大丈夫ということでそのまま外に出る。

ユングフラウヨッホ駅(3454m) ・・・・・・・・・・・ 08:55
  雪原を歩き始める。踏み後がはっきりしているので、とくに問題はない。どんどん先に進む。
  曇り空ではあるけれど、天気は悪くはない。

メンヒスヨッホ小屋Monchsjoch Hutte分岐・・・・・・ 09:25(3535m)(7℃)
  標識があって、右がメンヒスヨッホ小屋。さらに進む。

アンザイレン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・09:35~09:45(3590m)(8℃)
  アイゼンを履き、ハーネスを付け、アンザイレンする。気がつかなかったけれど、すでに40
  分歩いていた。岩稜に取り付く。
  アイゼンを付けて、岩を登るのは初めてであるし、岩稜を歩くのもそうだ。足元を確かめなが
  ら、登り、歩く。

雨量計
  雨量計を過ぎ、先行していた二人の女性を含むパーティに追いつく。先を譲ってもらい、岩を
  登る。腕任せで登ったりする。アイゼンの前歯がやっとかかるといったころが一ヶ所あって、
  それこそ腕力で登る。

3887m
  11時前に、東南東稜と合流。この辺りで、ガイド氏が景色を見るようにと、私に促す。あま
  り遠くは見えなかったが、眼下に広がる景色は、すばらしい。
  「ほぼ水平な稜(岩または雪)を経て、雪稜を通り急な岩稜へ。そのカンテをさらに先の雪稜
  へ。ところどころ段状の岩の部分を通りながらこの雪稜を進むと、急な氷の部分に出る。ここ
  を行くと北東から続く支稜との合流点(前衛峰)に至る。おそろしく狭い頂稜の南側を雪庇に
  十分注意して最高点まで」(リヒャルト・ゲーテケ『アルプス4000m峰登山ガイド』山と渓
  谷社、1997、42ページ)。
  途中で、天気が崩れ、冬用の帽子、オーバージャケットなどを着る。

メンヒMonch(4107m) ・・・・・・・・・・・・・・・・11:45~11:50(4℃)
  ここが頂上だとガイド氏に言われ、握手を交わす。狭い頂上で、さらに先の方を見ると、右側
  が切れ落ちている。ガスで、展望は全く利かない。写真を撮って下山にかかる。
  私が先に歩くようにとガイド氏の指示。下山の途中、頂上よりもかなり下部で、温度計を見る
  と、4℃であった。従って頂上での気温は、もう少し低かったように思う。
  下りの雪稜は、気が抜けず、歩き方が悪いのか、つい慎重になって、膝を曲げたまま、変に力
  を入れて歩くので、大腿部の筋肉が痛くなり、硬直するような感じである。もう歩けなくなる
  かと思うくらいで、つらかったが、足を踏み外せば、雪稜から落下するので、我慢して歩く。
  岩稜に出ると、ほっとする。雪稜よりも歩きやすい。途中、かの女性を同伴したパーティに出
  会う。

3887m
  12時半過ぎ。岩が続くようになると、ガイド氏がアイゼンをはずすようにと指示。岩の下り
  は、雪稜よりも楽だし、危険を感じない。変に足に力を入れることもない。

雨量計
  難しそうな岩の下りも、足場を確認すれば、難しくない。後でガイド氏に言われたが、岩場
  の上り下りは、OKだったそうだ。

取り付き
  取り付きの下り、ガイド氏と握手を交わす。後は、雪原を駅まで歩くだけ。ロープをはずし、
  ユングフラウヨッホ駅に向かう。途中で休憩する。腹が減って仕方がない。それもそのはず
  で、短い休憩は水を飲んだだけで、食べなかったのを思い出した。
  駅に近づくと、観光客が多い。展望は全く利かないのに。

ユングフラウヨッホ駅(3454m) ・・・・・・・・・・・・・13:50
                           (04:40/04:55)