大雪山

層雲峡・黒岳・中岳・間宮岳・旭岳・旭岳温泉
2000年8月23日(水)(曇り一時雨)二人(13~25℃)
 大雪山は、北海道の最高峰・旭岳を主峰とする一大山系、大雪山系を指す。大雪山国立公園に指定されている。 旭岳の標高は2290.8m(一等三角点、点名は瓊多窟)で、日本百名山(深田久弥)、新日本百名山(岩崎元郎)、花の百名山、新・花の百名山(田中澄江)、一等三角点百名山などに選定されている。
 また黒岳は、旭岳とともに、北海道百名山(北海道新聞、山と渓谷社)に選ばれている。
 1996年10月11日に、ロープウェイとリフトを乗り継いで、黒岳七合目まで行ったことがある。寒く、氷が張りかけていた記憶がある。
 今回は、北海道の最高峰、活火山の旭岳を層雲峡・黒岳から旭岳・姿見まで縦走する。
 昨夜の雨とひどい雷に、2時頃、登山を中止するつもりだったが、その後、明け方には雨もやみ、天気もよくなったので、決行することにした。朝食を摂ってホテルをチェックアウトしたので、出発が遅くなってしまい、桂月岳、北鎮岳をパスせざるを得なくなった。

層雲峡(670m)・・・・・・・・07:41
(大雪山層雲峡ロープウェイ)
黒岳五合目(1300m)・・・・・07:49~07:54
(黒岳登山リフト)
黒岳七合目(1520m)・・・・・08:09

黒岳七合目(1520m)・・・・・08:14(1520m)
七合目 ・・・・・・・・・・・08:19(1560m)(25℃)
 ダイセツトリカブト、ナガバキタアザミ、ウコンウツギ、
 エゾハクサンイチゲ、チシマギキョウ。花が多い。
 重い荷物で、足が遅い。汗がしたたり落ちる。
八合目 ・・・・・・・・・・・08:43(1695m)(20℃)
九合目 ・・・・・・・・・・・09:01(1780m)(20℃)
黒岳(1984.2m)・・・・・・・09:25~09:35(1940→1985m)(21℃)
 三等三角点。点名は温泉岳。
 予定より10分ほどの遅れだが、頂上についてほっとする。
 人が多い。天気も良く、展望もよかった。展望図と比べてみると、
 はるかに旭岳が頭をのぞかせているのが見えた。
桂月岳分岐 ・・・・・・・・・09:55(1890m)(19℃)
 黒岳石室。桂月岳に立ち寄る予定であったが、北鎮岳を優先させた
 かったので、断念。先を急ぐ。その前も後も、歩く人の気配がない。
(雲ノ平)
 雲ノ平ではコマクサを散見できた。まさかであった。あちらこちらに
 咲いているコマクサを鑑賞しながら、ゆっくり歩いた。
 天気は下り坂で、ガスが張り出し、小雨も降り出したので、雨具を
 着る。やっと人影が見え、お鉢平展望台の手前に、数人が座り込んで
 いた。右手の桂月岳に向かう斜面にも人が下ってくるのが見えた。
お鉢平展望台 ・・・・・・・・10:47~10:52(1995m)(18℃)
 大きな火口を前にして、展望を楽しむ。スケールが大きい。
 北鎮岳に向かう途中で、単独の男性二人とすれ違う。
北鎮岳分岐 ・・・・・・・・・11:22(2135m)(13℃)
 桂月岳分岐から1時間半の行程を予定より少しだが早く歩いた
 ことになる。単独の男性がちょうど中岳の方からやって来たところ
 だった。このときには、ガスで北鎮岳への道は、全く見えない。
 彼も躊躇しているようだったが、風も強く、寒くもあって、しかも
 小雨も降り出したので、無理をしないことにした。とりわけ今日が
 北海道登山の始めでもあるので、最初からあまりがんばりすぎない
 ように。
中岳(2113m) ・・・・・・・・11:42(2110→2115m)(19℃)
中岳温泉分岐・・・・・・・・・12:00(2055m)(13℃)
 ガスの中をゆっくり歩く。北鎮岳分岐から25分の予定が38分
 かかった。遅れはここだけ。
間宮岳(2185m)・・・・・・・・12:26(2165→2185m)(15℃)
 ここが分岐点かと思ったが、旭岳に向かう分岐点はすぐ先である。
北海岳分岐 ・・・・・・・・・・12:30(2185m)(13℃)
 旭岳の方を見ながら、どの山だろうかと話しながら歩く。そして
 キャンプサイトを下方に見ながら、一度下り、右に見ながら、
 登り返す。そして単調な登りになって高度が上がっていくと、
 一度はよくなっていた視界も悪くなる。予想外の登りで、家内が
 ザレの登りに少し恐怖感を抱く。少々時間がかかったと思ったが、
 そうでもなかった。
旭岳(2290.8m) ・・・・・・・・13:43~14:06(2290m)(13℃)
 頂上には多くの登山者がいた。さすがである。皆、姿見からの
 往復のようだ。北鎮岳からここまで人に会うこともなかったので、
 ちょっと驚いた。残念ながら、ガスでなにも見えない。昼食を
 摂った後、岩稜帯を下る。こちらの道の方がずっと歩きやすい。
金庫岩 ・・・・・・・・・・・・14:15(2230m)(13℃)
九合目(2190m)・・・・・・・・14:18(2210m)(13℃)
八合目(2060m)・・・・・・・・14:31(2080→2060m)
七合目(1930m)・・・・・・・・14:45(1940m)(17℃)
六合目(1800m)・・・・・・・・14:55(1845→1800m)(22℃)
大雪の鐘・五合目(1665m)・・・15:15(1655m)
 姿見ノ池、旭岳石室、分岐。旭岳石室は建て直しの工事中。
 下ってくる途中、まだ登っていく人たちがいたが、ここには
 観光客が多い。なにも見えないのに。ここから姿見駅までの
 歩きにくい道は、疲れた体には、ちょっとうんざりした。
姿見駅・・・・・・・・・・・・・15:32(1590m)
 夫婦池。歩ききったという安心感と、あとはロープウェイに乗る
 だけと言うことで、牛乳、ビールを飲み、ゆっくりする。
               (06:40/07:18)

姿見駅 ・・・・・・・・・・・・16:01
(大雪山旭岳ロープウェイ・2361.23m)
旭岳駅(1135m)・・・・・・・・16:09