十勝岳・望岳台

十勝岳
十勝岳(とかちだけ)は、北海道上川郡美瑛町・新得町、空知郡上富良野町にまたがる石狩山地の活火山で、十勝連峰最高峰(2077m)。大雪山国立公園に含まれる。
日本百名山。花の百名山。北海道百名山(北海道新聞社、山と渓谷社)。
たまたま二度登りました。天気の違いもあって、山の印象が全く異なりました。
(2000/08/25、2015/07/27)
Ⅰ 望岳台・十勝岳
2000年8月25日(金)(曇り)二人(13~25℃)
1988年以来、火山活動のため1990年6月まで登山禁止になっていた。1996年10月に望岳台に立ち寄った。寒々としていた記憶がある。
今回、上ホロカメットク山から十勝岳温泉に下ることも考えていたが、タクシー代があまりにも高いので諦め、望岳台からの往復にした。
一昨日の旭岳登山は、荷物を全部担いたので重たかったが、今日からは、レンタカーを利用するので、荷物が軽い。
望岳台(930m)・・・・・・07:10(965m)(22℃)
 自衛隊の装甲車が何台も駐車していた。どうも常駐しているようだ。
 登山口はどこだろうかと見ていると、単独の男性が先に登っていった。
 われわれも出発。歩きにくいガレを歩く。
白銀荘分岐 ・・・・・・・07:18(990m)(20℃)
 エゾオヤマノリンドウ、エゾツガザクラ、オンタデ。
白銀荘分岐 ・・・・・・・07:40(1110m)(21℃)
美瑛岳分岐 ・・・・・・・08:02(1240m)(19℃)
 単独の男性は、美瑛岳の方に向かったようだ。上方には見えない。
十勝岳避難小屋 ・・・・・08:11~08:15
 上の方は、ガスがかかっているが、それでも時々晴れて見える。
 登る途中に上方を見ると、ちょうど稜線を越えて行く三人の姿が
 見えた。
 山礫の歩きにくい道をひたすら登る。そしてやっと稜線に立つと
 ほっとする。この辺りから火山灰の堆積地になり、歩きやすくなる。
平坦地 ・・・・・・・・・09:09~09:14(1685m)(15℃)
 両側が火口で、ガスでよく見えなかったせいで、切り立った感じが
 した。帰りには少しガスが晴れていたので、両サイドが見えたが、
 思ったほどではなかった。左手の北側が昭和(新々)噴火口で、
 すぐ先が摺鉢噴火口。右手の南側がグラウンド(新)噴火口。
 その間の、馬の背のようなところを過ぎると、だだっ広い感じの
 するところになる。ガスで視界が利かないので、方向を間違わない
 ように、ロープと黄色のマークを頼りに歩く。
1821m
分岐 ・・・・・・・・・・09:32(1785m)(13℃)
 来た方向に向かって300メートル先で合流と説明版に書いてあるが、
 300メートル手前にそのような分岐点はなかったはずだが。
 帰りは来た方向を歩くように気をつける。
登り ・・・・・・・・・・09:38(1825m)(15℃)
 ここから再び、登りになる。最初は火山灰の堆積地の登りであるが、
 途中から岩に変わる。
前十勝岳分岐 ・・・・・・09:54(1930m)(14℃)
 岩を登り詰めると狭い頂上である。
十勝岳(2077m)・・・・・10:07~10:15(2035→2080m)(2065→2080m)(13℃)
 登る途中で見た先客、男性二人、女性一人のパーティがビールを飲んで
 乾杯していた。ガスでなにも見えない。気圧の変化が大きい。
 写真を取り合った後、上ホロカメットク山方面を左に見て、下山する。
 少し下山したところで、単独の若い男性が登ってきた。
前十勝岳分岐 ・・・・・・10:26(1985m)(14℃)
急坂終わり ・・・・・・・10:39(1875m)(15℃)
 平坦地に出る。ガスが少し晴れてきた。
分岐 ・・・・・・・・・・10:44(1855m)(14℃)
 300メートル先で合流。来た方向の右に進む。
1821m
 団体さんがやってくる。引率者はベテランのよう。
平坦地 ・・・・・・・・・11:01(1755m)(15℃)
 平坦地終わり。単独の男性が登ってくる。下方の景色がよく見えるし、
 上方もよく見える。頂上方向はまだガスがかかっている。
 右手の北側の摺鉢噴火口。左手の南側のグラウンド(新)噴火口が
 一部見える。
昼食 ・・・・・・・・・・11:20~11:35
 稜線から下る途中、景色がいいところで、岩に腰をかけて、昼食に
 する。美瑛岳分岐付近では、多人数の子供たちが遊んでいた。
前十勝岳分岐 ・・・・・・11:59(1415m)(25℃)
 立入禁止。
十勝岳避難小屋 ・・・・・12:03(1395m)(23℃)
 まだ登ってくる人がいた。
美瑛岳分岐 ・・・・・・・12:11(1325m)(23℃)
 小学生の一団がやっと下り始めるところだった。
白銀荘分岐 ・・・・・・・12:24(1185m)(25℃)
白銀荘分岐 ・・・・・・・12:45(1070m)(25℃)
望岳台(930m) ・・・・・12:53(1035m)(25℃)(28804歩)
 途中何度も頂上の方向を見たが、ガスは登りの時よりは上部だけに
 なっていたが、相変わらずであった。
            (05:11/05:43)
Ⅱ 望岳台・十勝岳
2015年7月27日(月)(曇り一時晴れ)二人(17~26℃)
昨日は、「白金温泉・森の旅亭びえい」で泊まる。気持ちよく過ごしたが、今日も天気予報は、どうもはっきりしない。昨日の富良野岳もそうであったが、とにかく登山口まで行ってみることにした。観光客と登山者で、駐車場は満車に近い。天気は曇り模様だが、大丈夫そうなので登ることにした。
望岳台(930m)・・・・・・・・・・08:50(930m)(25℃)
 駐車場。
白銀荘分岐(1104m)・・・・・・・09:25(1080m)(23℃)
美瑛岳分岐 ・・・・・・・・・・・09:49(1220m)(21℃)
 雲ノ平分岐。
十勝岳避難小屋(1320m)・・・・・10:02~10:05(1295m)(20℃)
昭和噴火口(1700m)・・・・・・・11:02(1690m)(19℃)
 左手のスリバチ火口を見ながら、平坦な道を、黄色いマーカーに従って歩く。
 オンタデだけが ぽつりぽつりと咲いている。
岩場下部 ・・・・・・・・・・・・11:11
 ガスっているので見えないが、右手の前十勝の方から硫黄の匂いがしてくる。
前十勝岳分岐(1960m)・・・・・・11:48(1930m)(19℃)
 前十勝コース立入禁止。
十勝岳(2077m)・・・・・・・・・12:05~12:13(2025→2080m)(17℃)
前十勝岳分岐(1960m)・・・・・・12:25~12:28(1985m)(19℃)
 前十勝コース立入禁止。
 ここで少し休んで、食べ物をと考えていたが、前十勝からの硫黄の匂いが
 気になったので、食べる準備だけをして下った。
岩場下部 ・・・・・・・・・・・・12:44~12:50(1875m)(19℃)
 非常食で、簡単な昼食とする。
 だだっ広い、開けた平原のような景色の中を、楽しく歩く。
 迫力のあるスリバチ火口の写真を撮ったりして、景色を楽しむ。
昭和噴火口(1700m)・・・・・・・13:11(1740m)(22℃)
 ユウバリシャジン。マルバシモツケ。クモマキンポウゲ。
十勝岳避難小屋(1320m)・・・・・14:02~14:09(1350m)(25℃)
美瑛岳分岐
 雲ノ平分岐。
白銀荘分岐(1104m)・・・・・・・14:37(1145m)(26℃)
望岳台(930m) ・・・・・・・・・15:06(985m)(26℃)
 駐車場に到着すると、待っていたかのように、雨が降り出した。
               (05:49/06:16)
宿泊は「白金温泉・お宿一凜」で、料理に大満足した。そして翌日は、晴れで暑い一日であったが、
富良野に来たらラベンダー畑ということで、歩き回った。