トムラウシ山

トムラウシ温泉・トムラウシ山
2000年8月27日(日)(晴れ)二人(15~22℃)
北海道上川郡美瑛町、新得町にまたがる標高2141.1mの山で、一等三角点が設けられている。点名は富良牛山である。日本百名山(深田久弥)、一等三角点百名山、北海百名山(北海道新聞、山と渓谷社)などに選定されている。
前日の26日に登る予定で、今日は予備日であったが、雨で結局今日の登山になった。結論的には、それでよかったようだ。トムラ登山学校レイクインから短縮登山口までかなり時間がかかるので、時間的にちょっときつい。東大雪荘からだと登山口まで20分ほどである。トムラウシ山は、大雪山・旭岳と十勝岳の間にある山で、北海道の「へそ」といわれる。それほど山奥になる。体力が勝負。またそれだけ値打ちのある、花と岩の織りなす自然庭園に囲まれた山である。

トムラウシ温泉・ 東大雪荘 ・・・・・05:40
トムラウシ温泉短縮登山口・・・・・・06:05

トムラウシ温泉短縮登山口(850m)・・06:10(850m)(18℃)
 すでに車が十数台停まっていた。われわれは遅いほうである。
 われわれの後に来た登山者は、結局、一組だけである。
トムラウシ温泉コース分岐 ・・・・・06:30(925m)(17℃)
 ぬかるみの道は、歩きにくい。
カムイ天上 ・・・・・・・・・・・・07:19(1150m)(17℃)
 後から来た男女の二人組に先に行ってもらう。
カムイサンケナイ川 ・・・・・・・・08:14(1150m)(18℃)
 渡渉を繰り返す。
コマドリ沢 ・・・・・・・・・・・・08:56(1285m)(19℃)
 右股がコマドリ沢。急な登りになって行く。
(コマドリ沢)
ガレ ・・・・・・・・・・・・・・・09:19(1420m)(19℃)
 二人の男性が下った来た。どこかで泊まって下りてきたのだろうか。
 ペンキの目印に従い登る。
前トム平 ・・・・・・・・・・・・・09:45~10:00(1555m)(17℃)
 やっと稜線に出ると、ほっとすることもできないようなガスで、
 前方が見えない。パンとトマトを食べていると、男女二人がこちらに
 やって来た。話によると、自動車の中で寝たが、短縮登山口を出た
 のが、午前1時だとのこと。先に下山していた男性二人に誘われて、
 そうしたとのこと。おかげで展望はよかったけれど、眠いとのこと。
 ここから南沼キャンプ地まで、すばらしい景観の”公園”を歩く。
トムラウシ公園 ・・・・・・・・・・10:32(1585m)(19℃)
 トムラウシ山の雪渓の残った景色、岩とハイマツと高山植物があまりにも
 いい塩梅なので、機嫌よく歩く。
南沼キャンプ地 ・・・・・・・・・・11:10(1790m)(19℃)(26300歩)
 三川台・オプタテシケ山分岐。
 山頂まで、岩稜を登る。
トムラウシ山(2141.0m) ・・・・・11:35~12:00(1955→2140m)(22℃)
 山頂には、すでに十数人の登山者がいた。残念ながら遠くは、
 雲が懸かって望めなかったが、それでも周辺一帯の景色はすばらしい。
 携帯電話が通じた。ここでもパンとトマトを食べる。われわれが先に出発。
 北沼に向かう。他の人たちは、皆そのまま引き返したようだ。
 岩稜を下って、北沼の方を見ると、稜線が化雲岳の方に向かっていて、
 単独の登山者がこちらに向かっていた。日本庭園の方にもう少し行って
 みようかと思ったが、時間がないので諦める。
北沼 ・・・・・・・・・・・・・・12:30(2010m)(17℃)
 化雲岳分岐。
 北沼まで10分ほどだと考えていたが、思いの外時間がかかった。
 ここから南沼までも同様。花が咲いていて、ゆっくり景色を堪能
 しながら、歩く。十分満足できるところだ。
南沼キャンプ地 ・・・・・・・・・13:05(1970m)(19℃)
 三川台・オプタテシケ山分岐。
 山頂からここまで10分ほどで下れるところを、1時間かかった。
 日本庭園に寄り道しなくてよかったのかもしれない。
 山頂を眺めると、登りでわれわれを追い抜いて行った二人が、
 急いで下って来た。彼らが最後だったようで、われわれが北沼を
 回っている間に、皆下山したようだ。
トムラウシ公園 ・・・・・・・・・13:41(1770m)(15℃)
 とにかく素晴らしいところで、ゆっくり周囲を見渡しながら歩いた。
前トム平 ・・・・・・・・・・・・14:07(1745m)(18℃)
コマドリ沢 ・・・・・・・・・・・14:48(1470m)(17℃)
 途中で、二組の登山者を追い抜く。例の二人組に追い抜かれる。
登り ・・・・・・・・・・・・・・15:17(1330m)(17℃)
 カムイサンケナイ川。例の二人組が休んでいたので、われわれが
 先行する。途中、二人の若者がしんどそうにして休んでいた。
 ぬかるみに苦戦していると、例の二人組に追い抜かれる。
カムイ天上 ・・・・・・・・・・・16:10(1325m)(17℃)
 カムイサンケナイ川を過ぎて、カムイ天上までの間で予定時間が
 遅れ始める。理由は、疲れとどろんこのぬかるみを避けて歩くため。
トムラウシ温泉コース分岐 ・・・・16:56(1100m)(19℃)
 ここからは先が見えてきたので、気持ちに余裕ができる。
トムラウシ温泉短縮登山口(850m) ・17:15(1020m)(19℃)
 駐車していたのは、われわれの車以外に2台だけであった。
 体操をして帰る準備をしていたら、1組下山してきた。
                (10:25/11:05)